"三日月の舞"
Comment
比較的キャッチーなテイストなので、中高生の定演あたりで重宝しそう。 逆にコンクールの自由曲としては、表現の深みを出しにくそうで(後述)、若干苦しいのではないかと思われる。
具体的にいえば、「三日月」っぽさはほとんど感じられない。
曲の構成
構成は、急緩急の、典型的の3部構成の序曲。
前半の「急」
金管楽器によるファンファーレと、木管楽器による飾りや連符のオンパレード。これにより派手さと分かりやすさを押し出し、キャッチーさを演出する。 演奏する側は大変そう。
正直、同じようなファンファーレばかりで少し飽きる。
中盤の「緩」
ソロの美しさを聴かせるパート。
後半の「急」
吹奏楽曲の定番パターンをたっぷり盛り込んで盛り上げる。
前半のファンファーレも再現し、曲の終わりまで駆け抜ける。
所感
構成を見てもわかるように、テーマを表現する深みなどは作曲の観点からは感じられない。もちろん劇伴であるので、分かりやすさやキャッチーさを優先させることは当然。この曲においてはそれが正解であると思う。 私はこの曲が大好きなので勘違いしてほしくないが、この曲を貶める意図はない。
上記のように音楽を分析することで見えてくる楽しさがあること、本当の(劇伴でない)吹奏楽曲やクラシック音楽は分析すればするほど発見があること、を伝えたい もし興味があれば、他の吹奏楽曲も聞いてみてほしい
演奏
公式演奏はもちろんよい。全国大会バージョンがオススメ。
https://youtu.be/cShFnRJpmtI